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最古の伝染病「疱瘡」と病魔を払う「赤」の力

「赤物」と呼ばれる魔除けの張り子たちをご存知でしょうか?

 かつて、医療が発達していなかった時代…… 人間は病気に対して脆弱で、現在では薬でたちどころに治ってしまうような病気で命を失うのが当たり前でした。

 その中でもとくに恐れられたのが「疱瘡」、いわゆる天然痘です。

 天然痘に感染すると全身がブツブツした水疱で覆われます。

 水疱からは膿が吹き出て乾燥後も真っ黒なかさぶたとなり、完治しても一生のこるあばたが残りました。

 その致死率はなんと20~50%という非常に高いもので、疱瘡に感染するというこちは、即座に死につながる恐怖であったのです。

 天然痘は世界で最も古い伝染病で、古くはエジプトの1300年前のミイラからも天然痘の痕跡が発見されています。

 科学的な医療が無い時代…… 人々は祈りやまじないによって病気を払いました。

 日本でも疱瘡除けのおまじないは生活の中にしっかりと根づいていました。

 その中でも特に効果があるとされて一般的だったのが「赤」を使った魔除けです。

 「赤」は血液の色であり、生命力の象徴でした。

 疱瘡を神格化した存在である死の象徴である「疱瘡神」は赤い色を苦手とし、赤く塗られた疱瘡除け祈願のまじないの品は広く親しまれていたのです。

 会津のあかべこや飛騨のさるぼぽなど、病気快癒祈願のだるまなど、赤く塗られた郷土玩具はもともと疱瘡除けの願いが込められたもの。

 子供が健やかに、疱瘡のような死病にかからず成長するように…… 赤物にはそんな時代が違えど変わることのない親心が込められているのです。
 

林庵が届ける病魔を払う魔除けの逸品【わしみみずく】


 林庵が送り出す「赤物」は魔除けのわしみみずく。

 天保14~弘化4年(1843~47)年に歌川国芳が描いた「為朝と疱瘡神」に登場するわしみみずくを浮世絵からそのまま取り出した姿で立体化しています。
為朝と疱瘡神

 紙は伝統ある埼玉小川の張り子紙。

 和牡蠣の貝殻を本膠で溶いた胡粉を一週間、七層にわたって塗粧した古来からの和張り子ならではの製作工程を全て抑えた名品として仕上がっております。

 赤の色味は浮世絵通りの朱よりの赤。

 絵付けは林庵筆頭作家の林史恵先生によるもので、前方を見据える特徴的な瞳からお腹の羽毛、羽の一枚一枚にいたるまで、一片の抜かりもなく丁寧に仕上げられたもの。

 くわえて先生による幸運の願いを込めた如意宝珠を書き加えた特別版となっております。

 凛、とした歌川国芳譲りのたたずまいからは、疱瘡神を真正面から見据え、一步も譲らず子供達を疱瘡から守護する守り神の風格を醸し出します。

 「わしみみずく」もあかべこやさるぼぽと同様に疱瘡除けのまじないの品として伝統あるものです。

 歌川国芳の浮世絵から飛び出したわしみみずくは、造形物としても、病を除けるまじないの品としても、最上級の逸品として仕上がっております。

 さらにくわえて絵付けを担当された林史恵先生により幸運の願いを込めた三宝珠を書き加えた特別なものとなっております。

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お子様の健康祈願に

 赤物には「子供が大病にかからず、健やかに育つように」との願いが込められています。

 幾多の命を奪った天然痘は1977年以降患者は発生せず、根絶されましたが、この世から病魔が消え去ったわけではありません。

 エボラやHIVなど以前は存在しなかったあらたな病原菌が誕生し、飛行機で世界中を簡単に行き来できる現代、いつどこで恐ろしい病気に巡り合うかまったくわからなくなりました。

 お子様の健やかなる成長への願いの品として、古来より病魔を退けるまじないの品として、林庵のわしみみずくは極上の贈り物となることを自信をもっておすすめいたします。

快癒祈願の見舞いの品として

 赤物の赤は血の赤。

 命を象徴する、根源的な力への願いが込められています。

 赤物には病気を防ぐ願いと共に、かかってしまった病気からの快癒の願いもこめられています。

 疱瘡の致死率は20~50%。

 疱瘡にかかりながら、生還するというのは死を乗り越える奇跡のようなものであったといわれています。

 病や怪我で苦しむ親しき人への贈り物としても、林庵のわしみみずくは相応しい品として遜色ないことを保証します。

 赤い命の力を、ぜひとも大切な人へ届けてください。

造形的に優れた芸術作品として

 林庵の迎寿厄除張り子は祝いや魔除けの品であるということに留まらず、純粋に美術品、芸術作品としても鑑賞に耐えうる物として完成されております。

 歌川国芳の「為朝と疱瘡神」に描かれたわしみみずくの立体化は世界初のもの。

 絵付けも通常の張り子の何十倍もの時間をかけて丁寧に、より丁寧に彩色されており、羽毛の一片、羽の一房にいたるまで丁寧に仕上げられています。

 歌川国芳の浮世絵から国方による独自のわしみみずくであるという「形」

 赤物の多くが張り子であったという「物にこめられた意味」

 ひと目見て国芳のわしみみずくだとわかる「立体物の明確性」

 この全てを兼ね備えた「わしみみずく」の中の「わしみみずく」として。

 美術品の収集家にも満足のゆく仕上がりとなっております。

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作者からのメッセージ

 迎寿厄除張り子 鷲木菟(わしみみずく) 朱 如意宝珠を製作した迎寿厄除探求家の林史恵先生から、作品に込められた想いをいただいております。

 
赤物のわしみみずくを新しく製作するうえで、病魔を退ける赤物そのものの力に加え、病気を癒やす力をより強くする願いを込めてみみずくのお腹に如意宝珠を刻んでいます。

 如意宝珠とは観音様やお地蔵様が手に持っている宝珠のことで、元々の起源は仏教の生まれたインドにあり、サンスクリット語でチンターマニと言われています。

 「思考(チンター)」「マニ(宝珠)」という組み合わせで、願いを実現させる奇跡の力を持つ宝珠という意味です。

 実現する願いも特定のものではなく、財宝を得る、病気を癒やす、怪物を払う、汚れたものを浄化する、災いを防ぐ、など万能の力をもっています。

 この力にあやかろう、と赤物張り子のわしみみずくに留まらず、古来より様々な縁起物にも宝珠は刻まれてきました。

 もちろん、宝珠を刻まれたわしみみずくも過去に存在しています。

 なんでも願いを叶える如意宝珠の力で、病気にならず、毎日を元気に過ごせるように……

 3つ書いたのは「病気よけ」「不運よけ」「怪我よけ」の3つの力を込めたもの。

 宝珠入りのわしみみずくはお腹に一個の宝珠が描かれているものが標準で、最初は一つだけにしておこうと思ったのです。

 ですが、わたしの息子が元気すぎて保育園のガラスを割って怪我をしてしまい、病気以外にも子供にはいろんな災いがあるんだと、「宝珠は一つだけじゃ足りない!!!」と強く感じたからです。

 元気がいいのは嬉しいですが、母親としてはまた怪我をしないか心配です。

 怪我をしても大事にならず、学びにつながるぐらいのものになりますように…… 製作中はいつもこの思いでいっぱいでした。

 
最後はついつい子供のことばかりになってしまってすみません。

 長い文章を最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 みなさまのお子様も、健康と幸運に恵まれていつも笑顔でありますように。
 

 【最高級】 迎寿厄除張り子 わしみみずく 朱

 販売価格 128000円 


 ※当店の迎寿厄除張り子は全て1点物です。製作には1点あたり職人が一ヶ月以上時間をかけるものばかりとなっているため、販売済みの張り子については、予約状況にもよりますが注文から発送まで最大6ヶ月以上を必要とすることもあります。

 手作業による1点物のため、同一の商品でもまったく同じものとはなりません。細部が異なる場合がございます。

 商品価格は税抜きとなっております。

 

 購入に関するお問い合わせは、下記のアドレスまでお願い致します。


        harikonohayashiya@gmail.com
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