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七つまでは神のうち

 子どもは神からのたまわりもの。

 「七つまでは神のうち」ということわざをご存知でしょうか?

 かつて、子どもは七歳になるまでは人にはなりきっていない、人と祖霊との中間の存在であると考えられていました。

 医療が発達していなかった時代…… 幼い子どもの死亡率は高いものでした。

 身体と魂との結びつきが弱く、ちょっとしたことでその結びつきが離れ、神の元へと帰っていく。

 身体が大きくなり、体力もついて病気への抵抗力もついてくる年齢……  それが七歳であり、身体に魂が完全に定着し、共同体の一員である人間として認められる証だったのです。

 医療が発達していない時代、七歳までを乗り切るため、人々は様々な魔除けの品に子どもの健康を願いました。

 犬張子やわしみみずくなど、数多くの張り子はその願いの結晶でもあるのです。

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神からの卒業を見守る「迎寿厄除張り子 うなずき童子 狐面

 林庵の送り出す子どもの守り、うなずき童子 狐面。

 病気除けの願いが込められた首振り犬張り子に、迎寿厄除張り子作家の林史恵先生が童子の姿を絵付けした逸品です。
 
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 素材は伝統ある埼玉小川の張り子紙張りはがし。

 和牡蠣の貝殻を本膠で溶いた胡粉を一週間、七層にわたって塗粧した古来からの和張り子ならではの製作工程を全て抑えた名品として仕上がっております。

曾我蕭白
曾我蕭白 童子

 童子の顔のモデルとなったのは江戸時代の画家、曾我蕭白が描いた群仙図屏風。

 重要文化財にも指定されている蕭白の群仙図屏風に描かれた童子は、かわいらしいだけではなく、いまだ神から人へとなりきっていない、子どもの残酷さや狂気を映し出したもので、絵付けの林史恵先生によると「七歳までの子どもの守り神として、もっとも本質をついている」とのこと。

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 童子の頭には狐の面が。

 これは幼い子どもは人ではなく、獣の要素を数多く備えているゆえのもの。

 首を上げれば人になり、下げれば獣になる。

 真っ白で生まれた子どもは数多くのことを学んで人になります。

 生まれたばかりのか弱い存在にとって「獣である」ということはこの世に留まるための力の一端でもあるのです。

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邪なものを振り払う首振りの力

 
まっすぐ前を向き、悠然と首を振るその姿には、製作者である林史恵先生によ「邪を振り払う」という思いが込められています。

 林史恵先生によると

 「私の作る首振り張り子は否定の首振りではなく、力強く大きく首を振りながらうん、うんと頷く肯定の力。肯定する前向きな心構えはより良い運気を呼び込み、否定的な邪念を防ぐ。自分が元々内向的で否定に弱かったからこそ、どんなことにでも大きく笑顔で「うん!」と肯定することが幸せへの最短距離です」

 と、前向きに生きる…… つまりより良く生きるという事自がこどもにとっての最高の守りであるという願いが込められているのです。

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お子様の健康祈願に

 首振り張り子には「子供が大病にかからず、健やかに育つように」との願いが込められています。

 現代では子どもが七歳を迎えることなく神のもとへ戻ることは昔に比べるとずっとすくなくなりましたが、病気以外にも事故や転倒など、か弱い子どもたちを襲う災いが無くなったわけではありません。

 お子様の健やかなる成長への願いの品として、古来より病魔を退けるまじないの品として、林庵の首振りみみずくは極上の贈り物となることを自信をもっておすすめいたします。

造形的に優れた芸術作品として

 林庵の迎寿厄除張り子は祝いや魔除けの品であるということに留まらず、純粋に美術品、芸術作品としても鑑賞に耐えうる物として完成されております。

 絵付けも通常の張り子の何十倍もの時間をかけて丁寧に、より丁寧に彩色されており、線の一本かまで魂を込めた筆使いで仕上げられています。

 首振りは林庵独自の「南北ニ点度め」という糸を二箇所で固定する手法により、大きく首を持ち上げて振りかぶりながらも落ちにくくしっかりと固定されsれています。

 他にない、独特でありつつも伝統を守った首振り張り子として。

 美術品の収集家にも満足のゆく仕上がりとなっております。

作者からのメッセージ

 うなずき童子 狐面の製作者である迎寿厄除張り子作家の林史恵先生からメッセージをいただいております

 こんにちは。迎寿厄除張り子作家の林史恵です。

 こどもってすごいと思います。

 昔からこどもは好きだったので見るたびに「かわいいな」って思ってましたが、実際に自分が出産して母親になってみると知らなかったことがいっぱいでした。

 天真爛漫
で、元気をもらえるときもあれば、要求が大きすぎて魂を吸い取られるくらい疲れたり‥‥。

 善悪の概念が無いので、アリを潰しそうになるのを慌てて止めたり…。

 たまたま部屋に落ちていた梱包用のガムテープをめぐり無意味な兄妹喧嘩を始めたり‥。

 他にもいっぱいありますが、こどもが生まれてから自分の子どもいがいももっとかわいくなりました。


 地面に仰向けに寝転がって、手足をバタつかせながら泣き叫んでわがままを言ってるこどもを見ても、今ではかわいいな~ ってすごく感じるようになっています。

 そんなかわいい子どもがいつ死んでもおかしないような時代…… 自分は現代に生まれて本当に幸せだと感謝しています。

 子どもが神のもとへ還ることなく、人の一員として、成長し、親となって子どもを育てていくように…

 神を卒業したら、そこからは人として立派に大成するよう、願いを込めて作りました。

 文章を読んでくれてありがとうございます。

 こどもたちがみな神から人へ成長し、幸せにくらしていけますように。



 【最高級】 迎寿厄除張り子 うなずき童子  狐面

 
 販売価格 128000円 


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 商品は美術品用の桐箱に封入し、厳重に梱包したうえで発送させていただきます。

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 お手元に届きましたら、「林庵」の捺印を必ず確認してください。


 ※当店の迎寿厄除張り子は全て1点物です。製作には1点あたり職人が一ヶ月以上時間をかけるものばかりとなっているため、販売済みの張り子については、予約状況にもよりますが注文から発送まで最大6ヶ月以上を必要とすることもあります。

 手作業による1点物のため、同一の商品でもまったく同じものとはなりません。細部が異なる場足がございます。

 商品価格は税抜きとなっております。

 

 購入に関するお問い合わせは、下記のアドレスまでお願い致します。


        harikonohayashiya@gmail.com


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